――人間と関わってはいけない。なぜなら私たちは、不幸を呼び寄せる「座敷童子」だから。
昔々のお話。
ある村に、かの有名な「座敷童子」が住んでいた。
この頃、座敷童子という妖怪は人となんら変わりのない生活を営んでいた。
戸籍もあり、人の家に化けて出るのではなく一軒家を持っていた。
しかし、ある座敷童子の一族は、世間で言われているように幸福をもたらさなかった。
村民は激怒し、その一族を村から深い深い森の奥へと追放するのだった。
数年の歳月が経ち、新しい命が誕生したが、その娘は座敷童子でありながらアルビノを患っていた。
その娘、藁辺鏡子(わらべ きょうこ)は、母に言われた通り、人間との干渉を避け続けたが…
展覧会用に作成したゲームです。